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貿易赤字 17か月連続で最長 NHKニュース

統計が比較できる昭和54年以降での最長を更新しました。

貿易赤字、初の2カ月連続1兆円台 11月として過去3番目 | Reuters

11月貿易統計を受けて市場では「高水準となった輸入は、原油エネルギーに加えて、航空機類の増加が影響した。航空機類の輸入増は特殊要因とも言えるが、一方で輸出の伸び悩みが続いており、短期的に株価にネガティブ、債券にポジティブに働く可能性がある」(国内金融機関)との見方が示されていた。また、「輸出が思ったほど伸びてこない。輸出数量は前年比6.1%増加したが、円安効果は期待ほど表れていない印象だ。長期間続いた円高のせいで電気機器メーカーなどが国内生産を落としており、それを戻すのには相当の時間がかかるということだろう。地域別では東南アジア向けの輸出が弱い。同地域の内需の低迷が影響しているようだ。一方、輸入は燃料以外でも一般機械などが伸びている。景気回復の影響とみられ、国内経済の構造変化を感じる」(IHSのシニアエコノミスト、田口はるみ氏)との指摘もあった。


財務省貿易統計 Trade Statistics of Japan


〔アングル〕鈍い輸出数量回復、円安効果も肩透かし 巨額貿易赤字継続へ | Reuters

日銀が公表している実質輸出(数量ベースの輸出)は、今年10、11月に昨年夏場ごろの水準まで回復してきた。ただ、その勢いは期待したほど強くなく、回復ペースは極めて緩やかなものにとどまっている。


最も伸びが高かった8月には、実質輸出が前月比6.4%増に達したが、9月は大きく減少。10月はやや回復したものの、11月には同0.1%増とほとんど横ばいとなってしまった。


  しかも、内閣府が試算している地域別データによると、10、11月の平均が7─9月の平均をはっきり上回ったのはアジア向けのみ。米国はわずか0.5%の伸びで7─9月に3%も落ち込んだ後にしては力不足の印象となっており、EU向けは3%弱の減少だ。


そのアジア向けについても疑問符がつきまとう。SMBCフレンド証券・シニアマーケットエコノミスト、岩下真理氏は「来年は中国の旧正月が1月末に早まり、通常その2カ月程度前から貿易活動が高まるため、この要因が影響している可能性がある」とし、「アジア向け輸出の強さが本物なのかわからない」と指摘する。   野村証券エコノミスト・野木森稔氏も「海外景気がまだやや弱く、さえなかった7─9月の実質輸出から、急激に回復する局面にはない。目先やや弱い伸びにとどまる可能性がある」とみている。  実際、企業も海外景気を慎重にみているようだ。日銀短観の海外製品需給に対する判断は、輸出型の加工業種で足元も先行き見通しも全く改善しておらず、円安とはいえ需要そのものがなかなか見えない状況にある。

輸出数量が伸び悩む一方で、輸入数量はエネルギー関連に加え、内需好調により高水準となっている。11月の実質輸入は前月比1.3%増となっている。このため、金額ベースでみても、輸入額は輸出額を大きく上回り、貿易赤字は1兆3000億円近くに達している。

消費増税前の駆け込みもあり輸入は当面高止まりが続き、エコノミストの間では「目先は高水準の貿易赤字が続く」との見方で一致している。このため10─12月期は外需寄与度がゼロ近傍にとどまり、外需が景気のけん引役になることは引き続き期待できないと見られている。


円安なのに貿易赤字が大きくなる理由