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安倍晋三首相は、野田佳彦前首相同様「ウソつき」で、国民有権者の声に耳を傾けず「聖人君子」に非ず

◆さらに、「王道と覇道」という観点で言えば、安倍晋三首相は、「王道」を歩んでおらず、「覇道」に嵌り込んでいる。「積極的平和主義」を標榜していながら、「戦争の道」を驀進しているからである。


 「王道」を歩むならば、生活の党の小沢一郎代表が説いているように「言うべきことは言う。ウソはつかない。約束は守る。騙さない」という王道政治を行わなくてはならない。


 だが、安倍晋三首相も、野田佳彦前首相同様、「王道政治」とは真逆の「覇道政治」に嵌っている。野田佳彦前首相は、民主党マニフェストで「消費税増税はしない」と国民有権者に約束していたのに、消費税増税法を強引に制定して約束を破った。地方分権政策も着手しなかった。安倍晋三首相は、何の約束もしていなかった「特定秘密保護法」の成立を強行した。数えれば、他にもまだある。


それどころか、安倍晋三首相、野田佳彦前首相ともに、国民有権者の声に耳を傾けようとしない点で共通している。


安倍晋三首相は、特定秘密保護法に反対する多くの国民有権者の声が聞こえず、野田佳彦前首相は、「原発再稼働反対の声」が「騒音、雑音」としか聞こえていなかった。


このサイトで以前にも書いたけれど、立命館大学白川静名誉教授の名著「字通」によれば、「君子」の「君」は、「尹+口」から成り立ち、「尹=神杖を持つ聖職者」「口=祝詞を収めるサイという器」→巫祝の長をいう字であったという。聖人の「聖」は、 「耳+口+壬」=「挺立した人が耳をそばだてて、祝祷を収めるサイを置いて、神の声を聞いている形」を示す。「神の声を聞き得る人」を「聖」という。従って、「君子」とは、神の声を聞き得る聖人でなくてはならず、この意味で、単なる「紳士=ジェントルマン」ではなく、これを超える人物であることが求められる。


 国家統治に携わる国会議員、そのなかでも最高権力者である総理大臣には、「高度な統治能力」と「神の声=天声人語=民の声」を聞き得る能力がなくては、務まらない。


この意味で、安倍晋三首相、野田佳彦前首相ともに、「聖人君子」とはとても言えない。

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