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人をつなぐ「約束カード」 米から世界に NHKニュース

「言ったからには必ずやります」という文字が印刷された名刺ほどの大きさのカード。
このカードに将来の希望や目標を書き込んだうえ、家族など身近な人に手渡し、目標が達成できるまで預かってもらいます。
周囲に自分の目標を宣言することで、実現を後押ししてもらうのです。
カードを考えついたアメリカ中西部オハイオ州に住む、アレックス・シーンさんは、ソーシャルメディアが普及した今の時代、人々が直接ことばを交わす機会が減っていることに違和感を感じていました。
国民の半数以上がソーシャルメディアを利用するアメリカでは、ソーシャルメディアへの過度の依存が社会問題になっています。
アレックスさんは、こうした時代だからこそ、人と人が直接会って自分のことばで希望や目標を伝えることが大切だと考え、活動を続けてきました。
勤めていた会社を辞めてNPOを設立し、寄付も募りました。
カードを分けてほしいという依頼が相次ぎ、この1年で17万枚余りのカードを、アメリカだけでなくヨーロッパやアジアなど50か国以上に無料で配布しました。
「直接ことばを交わしながら思いや願いを共有することで、誰もがもっと親しくなれる。世界中で人のつながりが深まっていってほしい」と話すアレックスさん。
1人の青年が考案した素朴なカードは、インターネット全盛の時代、コミュニケーションの在り方を問いかけています。