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創業357年で閉店 京都の飴店「桂飴」 - ライブドアニュース
創業357年「桂飴本家」12月末で閉店 桂離宮にも献上 (京都新聞) - Yahoo!ニュース

 桂飴は、麦芽を入れて蒸した穀類を一晩寝かせた後、ろ過により糖を抽出して固める。大昔、乳児だった応神天皇を養育したあめが起源とされ、日本最古のあめと伝わる。
 養老亭は1656(明暦2)年の創業で、長く宮家にあめを献上してきた。看板商品はもち米と麦芽で作る「常饌飴(じょうせんあめ)」。さっぱりしながら濃厚な甘みを楽しめる。

 遠山さんは54歳で京都府長岡京市職員を退職すると、弟の植木日出夫さん(70)=亀岡市=と分担して作ってきた。「あめだけで生活が成り立つ時代ではない」と3人の子に家業を勧めなかった。
 「父が亡くなった67歳まで、70歳までと目標を伸ばしてきたが体力の限界」と話す。蒸したもち米を木の棒でかき混ぜる昔ながらの作業が大きな負担となっていた。製造を受け継ぐ申し出をしたNPO法人があったが、断った。
 障害者福祉に貢献したいと、2011年からは近くの障害者福祉施設「桂の泉学園」で販売し、利益の大半を利用者の工賃に充ててきた。住民は「桂の名物の一つだった」「昔ながらの味がなくなる」などと惜しむ。
 遠山さんは「日本一のあめという誇りでやってきた。非常に長い歴史を持つが、これも時代の流れ。支えてくれた妻、あめを名物として愛してくれた地域の人に感謝でいっぱい」と話している。
 午前10時〜午後5時。問い合わせは養老亭TEL075(381)3261。