プーチン大統領は3日、メドベージェフ首相とともに、来月7日に開幕が迫ったソチオリンピックで使われる山間部の施設を視察しました。
このうち、クロスカントリースキーとバイアスロンの会場に隣接するスキー場では、みずから実際にスキーをしながら、雪質を確かめました。
さらに、宿泊施設を訪れて、オリンピックに向けて調整を行っている選手たちに使い心地を尋ね、オリンピックの準備に取り組む姿勢をアピールしました。
ソチからおよそ700キロ離れた南部のボルゴグラードでは、去年の年末に2度にわたって自爆テロ事件が起き、テロ対策が改めて大きな課題となっています。
プーチン大統領は新年にあたっての演説で、ソチオリンピックとパラリンピックを「最高水準で実施する」と述べていて、大統領と首相が揃って現地に入ることで安全をアピールするねらいもあったとみられます。