日米国会議員連盟の会長を務める中曽根元外務大臣ら3人が8日からアメリカを訪れ、ワシントン郊外でアーミテージ元国務副長官と会談しました。
この中で、中曽根氏らは、先月26日の安倍総理大臣の靖国神社参拝について説明しました。
この中で「戦犯を崇拝するものだと批判する人がいますが、私が安倍政権の発足した今日この日に参拝したのは、御英霊に、政権1年の歩みと、二度と再び戦争の惨禍に人々が苦しむことのない時代を創るとの決意をお伝えするためです」などとした安倍総理大臣の談話の英文を手渡しました。
そのうえで、「中国などが軍国主義の復活のようなことを言っているが、不戦の誓いであって全く当たらない」と述べ、理解を求めました。
これに対し、アーミテージ氏は「民主的に選ばれた主権国家の総理大臣が選挙の公約を果たしたわけで、終わったことだ」と述べたということです。
一方で、日本と中国や韓国の関係について、「今後よい方向に向かっていくことを期待している」と述べ、関係改善に期待を示したということです。