地域経済報告(さくらレポート、2014年1月) :日本銀行 Bank of Japan
日銀が全国9地域全てで景気に「回復」の表現使う 「さくらリポート」発表以来初 - MSN産経ニュース
地域経済報告 全9地域で「回復」 NHKニュース
日銀は3か月ごとに支店長会議を開いて、各地の景気の現状を取りまとめ、「地域経済報告」として発表しています。
それによりますと、「企業の生産活動」は海外での需要の持ち直しを背景に自動車などの輸送機械で増加していることから、全国9つの地域のうち、4つの地域で判断を上向きに修正しました。
また、「個人消費」は、ことし4月の消費税率の引き上げを前に新車の駆け込み需要がみられることなどから、4つの地域で判断を上向きに修正しました。
さらに「所得」は時間外の賃金が増えていることなどから、4つの地域で判断を上向きに修正しました。
これらを踏まえて、全体の景気判断は5つの地域で上方修正され、この結果、9つの地域すべての景気判断に、「回復している」、「緩やかに回復している」などと「回復」という表現が盛り込まれました。
すべての地域の景気判断に「回復」という表現が盛り込まれたのは、平成17年4月に地域経済報告を取りまとめるようになって以降、初めてで、日銀は景気回復の動きが地方にも着実に広がっているとしています。