ウクライナ大統領と野党幹部、反デモ法の一部撤回で合意 | Reuters
大統領府のウェブサイトは、協議に同席したルカシュ司法相の発言として、緊急国会では政府の「責任」についても話し合われると伝えた。また、同相によると、野党幹部の１人、ヤツェニュク元経済相は大統領が週末に提示した首相のポストを正式に断った。
大統領と野党幹部は、一連のデモで警察に拘束された市民に恩赦を与えることでも合意。ただ大統領は、デモ隊が占拠しているすべての敷地や道路について占拠を放棄することをその条件とした。
現地からの報道によると、今回の交渉で、首相職を提示されて回答を保留していた最大野党「連合野党・祖国」幹部のヤツェニュク氏が拒否の意向を明確にした。副首相職を示された野党第２党「ウダル」のクリチコ党首も交渉後、「こんな案は取り上げることすら意味がない」との声明を出した。
一方、対立する双方は２８日からの国会でアザロフ内閣の不信任決議案の審議を行うことでは合意。同決議案は先月にも上程されたが、過半数を占める与党側の欠席で不成立となった。情勢の悪化を受けて今回は成立に至るか注目される。
ウクライナではヤヌコービッチ政権が去年１１月、ＥＵ＝ヨーロッパ連合への加盟に向けた手続きを見送り、隣国ロシアとの関係強化に軸足を移したことに対して、野党勢力や市民が大規模な抗議デモを続けており、これまでの衝突で、少なくとも３人が死亡し、４００人以上がけがをしています。
政権側は先週、事態の打開を目指して、野党の指導者２人を首相と副首相に就任させることや、一連の衝突のきっかけとなった、デモを規制する法律を見直すなどの妥協案を示しました。
しかし、その後もデモ隊は大統領の支持基盤となっている東部で行政府の庁舎を占拠しようとして警官隊と衝突するなど、抗議デモは野党勢力の支持基盤である西部だけでなく、全国に拡大する動きを見せています。
また、デモ隊は首都キエフでも、２６日から２７日にかけて、法務省の庁舎を一時占拠し抗議の姿勢を崩していません。
政権側が示した妥協案は２８日に開かれる議会で審議されることになっていますが、事態の打開につながるかどうかは不透明な情勢です。
ウクライナの情勢についてＥＵ＝ヨーロッパ連合のアシュトン上級代表は２７日、声明を発表し、強い懸念を改めて表明しました。そして、ヤヌコービッチ政権が非常事態を宣言する計画があるという一部の報道について、「悪循環を引き起こしかねない」と述べ、対話による解決を促しました。
そのうえで、アシュトン上級代表は２８日にウクライナの首都キエフを訪問し、事態の沈静化に向けた調整に乗り出す方針を明らかにしました。
ウクライナ大統領に治安部隊撤収を要求 米副大統領 - MSN産経ニュース
バイデン米副大統領は２７日、ウクライナのヤヌコビッチ大統領と電話会談し、混乱の収束に向けて治安部隊の撤収を求めた。ホワイトハウスが発表した。
バイデン氏はさらに、非常事態を宣言すれば平和的な解決が難しくなるとして自制を求めた。
バイデン氏は２３日にもヤヌコビッチ氏に対し、電話で実力行使を控えるよう求めたばかり。
Ukraine's Yanukovich, opposition agree to scrap some anti-protest laws | Reuters
Ukrainian President Viktor Yanukovich agreed in talks with opposition leaders to the repeal of some anti-protest laws and to discuss the fate of the current government at a crunch session of parliament on Tuesday, called to end two months of unrest against his rule.
But former Economy Minister Arseny Yatsenyuk, now a leader of the opposition, refused his offer of the prime minister's job, setting the scene for a tough political battle in parliament over opposition demands for concessions, including an amnesty for detained protesters.
There was no mention of any declaration of a state of emergency - something that Yanukovich's Cabinet ministers threatened to call for on Monday to re-establish control over the security situation in the country, where protesters are seizing public buildings.
Talk of a state of emergency being declared in the former Soviet republic of 46 million made the European Union's foreign policy chief, Catherine Ashton, hastily move up a visit to Kiev on Tuesday.
U.S. Vice President Joe Biden called Yanukovich on Monday to urge the government not to declare a state of emergency and to work with the opposition to bring a peaceful end to unrest.
"(Biden) underscored that the U.S. condemns the use of violence by any side, and warned that declaring a State of Emergency or enacting other harsh security measures would further inflame the situation and close the space for a peaceful resolution," the White House said.
ウクライナ大統領と野党幹部が合意、非常事態宣言出されず | Reuters
ヤヌコビッチ政権の閣僚は事態収拾に向けて２７日に非常事態宣言を発令する可能性を示唆していたが、発令されなかった。
バイデン米副大統領は２７日、ヤヌコビッチ大統領に電話で、非常事態宣言を発令しないよう求めるとともに、混乱を平和的に解決するために野党と協力するよう要請した。
ホワイトハウスは「副大統領は、米国がいかなる立場からの暴力にも反対であることを強調し、非常事態宣言あるいは強硬な治安対策の立法化は事態をさらに悪化させ、平和的解決の余地を狭めると警告した」と明らかにした。
US, European diplomats meet with radicals in Kiev, see ‘no threat’ from them ― RT News
Western diplomats have once again come to Kiev’s Independence Square, the epicenter of protests which have evolved from democratic rallies into violent riots. Ambassadors reportedly met with radical leaders who are now at the core of the demonstrations.
