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ケリー氏がシリア外交の失敗認める 協議不調、兵器搬出遅れ、テロ浸透…米メディア - MSN産経ニュース

米紙ワシントン・ポスト(電子版)など複数の米メディアは3日、ケリー国務長官が2日に訪問中のドイツで開いた米議員団との懇談で、内戦が続くシリアをめぐる外交の失敗を認めたと報じた。会合に参加した共和党の重鎮マケイン上院議員とグラム上院議員が、ケリー氏の発言を一部メディアに明かした。


 報道によると、ケリー氏は会合で、スイスで開かれたアサド政権と反体制派の協議の不調や、アサド政権が保有する化学兵器の国外搬出の遅れ、シリアがテロ組織の温床となりつつあることなどに懸念を表明。反体制派への武器支援強化など、外交戦略を見直す必要性に言及したという。

 国務省のサキ報道官は3日の記者会見で報道について、内戦や化学兵器問題は解決していないとし、「オバマ政権内で必要な対応について議論が続いている」と話した。一方、「ケリー氏は反体制派への武器支援には言及していない」とも強調し、ケリー氏の発言がマケイン氏らに曲解されたとの見方を示した。


 マケイン氏とグラム氏はかねてからシリアへの積極介入を求めてきた。マケイン氏は北大西洋条約機構NATO)がトルコに配備したパトリオット地対空ミサイルを使った反体制派支援や難民保護のための安全地帯の設定、グラム氏は無人機によるテロ組織への攻撃を求めている。

 シリア情勢をめぐっては、クラッパー米国家情報長官が1月29日、上院情報特別委員会の公聴会で、「シリアは急進的な過激派の拠点となりつつあり、米国本土にとっても潜在的な脅威だ」と証言した。今月10日に再開されるアサド政権と反体制派の協議も難航が予想されている。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140130#1391078482