舛添氏の強さのワケと細川氏が支持を一気に伸ばせない理由 都知事選 - ZAKZAK
政治評論家の浅川博忠氏は「舛添氏には、自民党と公明党・創価学会、連合東京など組織力がある。『元厚労相』という肩書も、社会保障や医療に関心が高い有権者に受け入れられているようだ」と指摘する。
浅川氏は「最大のライバルとみられた細川氏の公約発表が、告示直前と出遅れたことが大きい。76歳という年齢に加え、東京佐川急便からの1億円問題もある。細川陣営は雑居ビル状態で、旧日本新党の面々が同窓会をやっているような雰囲気で、支援態勢もまとまりがない」という。
細川陣営にとって最大の誤算は「原発ゼロ」という訴えが、都民の最大の関心事とならなかったこと。世論調査では、有権者が重視する争点は「景気と雇用」や「少子高齢化や福祉」が上位で、「原発・エネルギー問題」はその次だ。