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ソチに五輪の聖火が到着 NHKニュース

聖火リレーは、去年10月、ギリシャアテネからロシアに入り、モスクワを出発したあと、およそ4か月間で、ロシア国内の6万5000キロ以上をつないできました。
聖火は、5日正午、日本時間の午後5時、ソチ市内のオリンピックパークに近いアドレル駅に、専用の列車で到着しました。
聖火をともしたランタンは、駅前の広場に運ばれ、ロシアの民族舞踊などで、ソチへの到着が祝われました。
このあと聖火は、1キロ余り離れた幹線道路沿いまで車で運ばれ、トーチに移されました。
最初のランナーが聖火をともしたトーチを右手に掲げて、ゆっくり走り始めると、聖火を一目見ようと沿道に集まった人たちから、歓声が上がっていました。
聖火は、このあと3日間をかけて、およそ300人のランナーが、市内中心部や山間部をリレーでつなぎ、7日夜、開会式が行われる「フィシトオリンピックスタジアム」に到着します。

ソチオリンピックの聖火は、去年9月29日にギリシャオリンピアでともされ、ギリシャ国内を回ったあと、10月6日、ロシアの首都モスクワに運ばれました。
ロシアのプーチン大統領が、モスクワ中心部の赤の広場に設けられた聖火台に火をともして、聖火リレーがスタートし、開会式まで123日間にわたって、広大なロシアの130余りの都市を回り、その距離は、冬のオリンピックで最も長い6万5000キロ以上に上ります。
この間、去年10月には、砕氷船に乗って北極点に到達し、氷の上でリレーが行われたほか、11月には、世界自然遺産に登録されているバイカル湖で、水の中でも炎が消えない特殊な聖火トーチを使った水中リレーが行われました。
また11月7日、日本人宇宙飛行士の若田光一さんを乗せた宇宙船ソユーズで、聖火リレー用のトーチが、国際宇宙ステーションに運ばれました。
トーチは、船外活動をするロシア人宇宙飛行士どうしで手渡され、初めて宇宙空間での「リレー」が実現しました。
このトーチは、無事地球に帰還し、このあと7日の開会式で聖火台に点火する際に使われる予定だということです。

一方、聖火リレーの初日には、モスクワの赤の広場で、聖火が途中で消えてしまい、そばにいた係員が、慌ててライターで火をつけ直すハプニングが起きたほか、聖火のトーチが、リレー走者の手元まで激しく燃え上がる事故が相次ぐなど、トラブルにも見舞われました。
またロシア南部で、テロが相次いだことから、南部のチェチェン共和国ダゲスタン共和国では、当初のコースを大幅に縮小するなど、厳重な警備態勢が敷かれるなかでの聖火リレーとなりました。