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比大統領 「強国からの要求に直面」 NHKニュース

南シナ海では、中国がほぼ全海域の管轄権を主張して海洋進出の動きを強めているのに対し、東南アジアの一部の国々が島々の領有権を争って対立しており、中でもフィリピンは、おととし自国の排他的経済水域内にある浅瀬を事実上、中国に実効支配されて以降、対抗姿勢を強めています。
この問題について、フィリピンのアキノ大統領は4日付けのアメリカの新聞、ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、「フィリピンは領有権の部分的な放棄を迫る強国からの要求に直面している」と述べ、フィリピンの領有権の一部を中国が奪おうとしていると主張しました。
そして、第2次世界大戦で各国を侵略したドイツのヒトラー政権の歴史を引き合いに出しながら、中国の動きを押しとどめるため、国際社会に対し、これに対抗するフィリピンへの強力な支援を求めました。
フィリピン政府は、中国に対抗するため国際司法の場で中国側の違法性を訴える裁判を起こすなど、さまざまな外交手段を講じており、今回の発言も、問題の解決に向けてフィリピンへの国際的な支持を広げたいねらいがあるとみられます。

比大統領、国際社会に警鐘 「中国は第二次大戦前のヒトラー」 - MSN産経ニュース

 大統領は、「過ちだと信じていることをそのまま認めてしまえば、(中国の)誤った意思が一線を越えかねない」と指摘。「世界は中国に『いいかげんにしろ』と言うべきだ」と、国際社会に警鐘を鳴らした。その上で、1938年に当時のチェコスロバキアズデーテン地方ナチス・ドイツに併合された歴史を挙げ、「ヒトラーをなだめて大戦を防ごうと割譲されたことを忘れたか」とし、融和策の危険性を訴えた。


 中国はフィリピンと領有権を争うスカボロー礁を2012年に実効支配。フィリピンは昨年、国連海洋法条約に基づき国際仲裁裁判所に中国を提訴、反発した中国が参加を拒否したまま審理が続いている。

 一方、中国国営新華社通信は5日、大統領を「無神経に隣国をナチス・ドイツと比較した」と批判。「歴史と現実を無視した未熟な政治家」とし、南シナ海での中国の領有権主張に正当性があると繰り返した。