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パレスチナ:ガザからイスラエルへのロケット弾攻撃が急増 - 毎日新聞

 パレスチナ自治区ガザ地区からイスラエルに向けたロケット弾攻撃が急増している。今年に入り既に33件に達し、昨年の総数(63件)の半分を超えた。ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの影響力が財政難で低下し、他の武装組織への抑えが利かなくなったためとみられる。業を煮やしたイスラエルの反撃次第では、緊張が高まる可能性がある。

 イスラエル軍によると、ロケット弾攻撃は今年に入り増えており、1月は28件だった。イスラエル軍は9日、ガザ地区を拠点とする武装組織「人民抵抗委員会」の軍事部門「サラハディン旅団」幹部を殺害。また、11日には、ハマスの軍事関連組織を空爆するなど反撃している。


 イスラエル治安当局者によると、最近の攻撃にハマスが直接関与した形跡はなく、大半は、ガザ地区に拠点がある厳格なイスラム原理主義者「サラフィスト」の武装組織などによるとみられる。


 ハマスは昨年夏まで、こうした組織によるイスラエルへの攻撃を制御していた。だが、昨年7月の隣国エジプトの軍事クーデター以降、エジプト軍がガザとの境界にある密輸トンネルの摘発を強化。さらにイスラエルの封鎖政策もあり、「トンネル経済」に頼ってきたハマスは、急激な財政難に陥り、他の武装組織への影響力も低下したとされる。

 ただ、イスラエルは以前から、ガザからの攻撃はすべてハマスの責任とみなす方針で、今後、報復としてイスラエル軍ハマス幹部らを殺害した場合、応酬がエスカレートする可能性がある。

 パレスチナのメディアによると、エジプト軍は15日、エジプト・シナイ半島ガザ地区をつなぐトンネル10本を破壊。ハマスの資金不足は深刻で、職員の給与支給も遅延している。最近は、軍事演習に実弾を使わず安価なレーザー銃を使用するなど、経費節減に努めているという。