北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は19日、ウクライナ軍がデモ隊を攻撃すれば「NATOとの関係が深く傷つく」と軍の介入を強くけん制した。ウクライナのヤヌコビッチ政権はデモ隊に対してテロ対策措置を発動しようとしており、NATOは軍の介入を強く警戒した模様だ。
ウクライナはNATO主導のアフガニスタンでの国際治安支援部隊に派兵するなど、パートナー関係にある。ウクライナは2008年のNATO首脳会議で将来の加盟が認められたが、ヤヌコビッチ政権が「中立」の立場を取っており加盟プロセスは進んでいない。