米大統領、ダライ・ラマと21日に会談へ=ホワイトハウス | Reuters
ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)のヘイデン報道官は声明で「われわれは中国のチベット地域において緊張が継続していることや、人権状況が悪化していることを懸念している」と表明。「われわれは中国政府に対し、緊張を緩和させる手段として、ダライ・ラマもしくは彼の代理人らと前提条件なしに対話を再開するよう引き続き求めていく」と述べた。
会談は21日午前10時(1500GMT=日本時間22日午前零時)に行われる。
ダライ・ラマ14世は、今月18日から来月7日までの日程で、首都ワシントンや西部カリフォルニア州など全米各地を訪れています。
20日には、ワシントンのシンクタンクでアメリカの経済界の関係者らと対談し、「今は、平和を実現する時だ。行動が必要だ」と述べました。
訪米中のダライ・ラマ14世についてホワイトハウスは、オバマ大統領が現地時間21日午前10時に、大統領らが私的な会合に使う部屋でダライ・ラマ14世と会談することを発表しました。
オバマ大統領とダライ・ラマ14世の会談は、2年7か月ぶりです。
中国政府は、オバマ大統領が、2010年2月と2011年7月の2回、ダライ・ラマ14世と会談した際、「内政干渉だ」としてアメリカ政府に強く抗議しています。
中国の崔天凱駐米大使は、21日にハーバード大学で予定されていた講演を急きょキャンセルしており、中国側が今回も会談に反発し、米中関係にマイナスの影響が出ることも予想されます。
ダライ・ラマ14世は、オバマ大統領との会談後、カリフォルニア州に向かい、サンフランシスコやロサンゼルスなどで講演を行うことになっています。
中国でNHKニュース中断 ダライ・ラマ14世とオバマ氏会談関連で - MSN産経ニュース
中国当局は、オバマ氏とダライ・ラマとの会談を契機に、チベット自治区などでの中国政府への抗議行動が活発になりかねないと神経をとがらせているもようだ。
中国外務省、米大統領にダライ・ラマ14世との会談中止求める | Reuters
外務省の華春瑩報道官は、会談が中国の内政に対する「強引な干渉」だとの見解を示した。
China urges Obama to cancel meeting with Dalai Lama | Reuters