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ウクライナ大統領が選挙前倒し宣言、改憲で大統領権限に制約も | Reuters

対立する野党勢力に大幅に譲歩した形となったが、首都キエフで抗議活動を続ける反政権派の辞任要求には応じなかった。

ウェブサイトに公表された声明では、反政権派と治安部隊のさらなる衝突を避けるための措置として、「私は早期選挙を実施する」と宣言。また、議会の権限を強めた2004年憲法を復活させ、「挙国一致政府の発足に向けた手続きに着手するよう呼びかける」とした。


ただ、来年3月に見込まれていた大統領選について、新たな日程は示さなかった。

ウクライナ大統領と野党が合意、大統領選前倒し | Reuters

反政権派と治安部隊の衝突で揺れるウクライナのヤヌコビッチ大統領は21日、事態収束に向け、欧州連合(EU)の仲介の下で野党3党の代表と合意書に署名した。


ヤヌコビッチ大統領は、大統領選挙の前倒しや挙国一致政府の発足、大統領権限を制限する憲法改正など一連の譲歩に応じた。


署名を受け、議会は大統領の権限を制限する2004年憲法を復活させる案を可決するとともに、刑法の改正案を承認。これにより、職権乱用罪で服役中のティモシェンコ前首相が釈放される可能性も出てきた。


ただ、これらの譲歩を受け、ヤヌコビッチ大統領の即時退陣を求めるデモ隊キエフの独立広場の占拠をやめるかどうかは不透明だ。

ヤヌコビッチ大統領は、多数の犠牲者が出ているウクライナの危機解決に向け、夜を徹して野党勢力と協議。ドイツのシュタインマイヤー外相のほか、ファビウス仏外相、シコルスキ・ポーランド外相らが仲介役を果たした。


EUや米ホワイトハウスは合意をたたえたが、ロシアは支持を表明することは控えた。


EU代表は立会人として合意書に署名し、「あらゆる暴力や対立の即時停止」を求める共同声明を発表した。


一方、ロシアのプーチン大統領の人権担当特使ウラジーミル・ルーキン氏は合意書に署名しなかった。インタファクス通信によると、同氏は「ロシアが交渉に加わる時期が遅かったのは適切でない。最初から交渉の形式について合意があるべきだった」と語った。


EUのアシュトン外交安全保障上級代表は、合意内容の履行には大きな困難が伴うとの見方を示し、当事者がいかなる暴力の脅しもちらつかせないことが重要だと述べた。


ロシアのラブロフ外相と協議し、暴力を止める必要があるとの認識で一致したことも明らかにした。


また、この日の合意を受け、EUが前日にまとめた制裁の行方をめぐりどのような決定を下すかは、現地に滞在する加盟国の外相が報告する情報次第との考えを示した。


ホワイトハウスの報道官は、合意内容が実施されない場合、引き続き追加制裁を発動する用意があると述べた。

ティモシェンコ氏釈放の可能性も、ウクライナ議会が刑法改正案承認 | Reuters

ティモシェンコ氏の周辺は、権力者が政敵を撲滅できた旧ソ連時代の法律からの決別を意味する動きと歓迎した。

ウクライナ:元首相を釈放へ 刑法改正案を可決 - 毎日新聞

ヤヌコビッチ政権は混乱に陥った国内情勢の立て直しに向け、大統領の「政敵」と言われる元首相の釈放に踏み切る方針とみられる。

 AFP通信などによると、可決された刑法改正案は、職権乱用罪を犯罪から除外する内容となっている。野党第1党「祖国」の指導者ヤツェニュク氏は、大統領が早期に署名するよう要求した。また、最高会議はデモ隊への攻撃の責任を問い、ザハルチェンコ内相の罷免も決定するなど、野党側への譲歩姿勢が鮮明になっている。


 一方で反政府デモ隊では極右・民族主義的思想を持つ過激勢力の影響力が強まっている。政権と野党指導者が21日に署名した合意を受け、事態が収拾に向かうかは予断を許さない状況だ。


 ロイター通信によると、野党指導者が同日夜、大規模衝突があったキエフ中心部の「独立広場」でデモ隊に向けて合意内容を報告したが、デモ隊からは批判の声が上がった。軍服姿の男性は「仲間が撃たれたのに、我々のリーダーは殺人者と握手した」と指摘、22日朝までに大統領が辞任を表明しなければ「武器を持って攻撃する」と訴えた。

ロシア:ウクライナの支払い能力に疑問、救済見送り−危機で - Bloomberg

シルアノフ財務相は21日の香港でのインタビューで、ロシアが昨年合意した150億ドル(約1兆5400億円)のウクライナ向け救済パッケージの下での追加金融支援を実施するためには、ウクライナの情勢が安定化しなくてはならないと述べた。ロシアは今週20億ドル相当のウクライナ債を購入する計画だった。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はウクライナの格付けを投資適格級から8段階低い「CCC」に引き下げた。 

  
シルアノフ財務相は「こうした救済資金がどのように使われるのか、またどのように返済されるのかに関して多くの疑問がある」と発言。「状況がはっきりして安定化するのを待つことが不可欠だ」と続けた。


財務相はさらに、通貨フリブナを支えるための中央銀行の介入は外貨準備の無駄遣いとなる可能性があり、同通貨の下落に歯止めをかけることにはならないと指摘。


その上で、「ウクライナ中銀はフリブナの防衛に努める可能性があるが、こうした不安定な政治情勢を背景に外貨需要は強まるだろう」と話した。

デフォルトに近づくウクライナ

経済の不調の原因は輸出の低迷と投資の離散です。

ウクライナ政府は天然ガスの輸入を抑制しているにもかかわらず経常収支は悪化しています。政府は外貨交換に関するルールを厳格化することで外貨準備の流出を防いでいます。これは投資家にとっては取引コストの増加を招いています。

同国は欧州の穀倉地帯であり、穀物の輸出で状況を打開したいところです。


ウクライナの経済政策は一貫性を欠いています。政府は年金ならびに賃金の引き上げ、さらに光熱費の補助などで国民の歓心を買っています。


しかしGDPの5.5%を占める国有天然ガス会社、ナフトガスは赤字を垂れ流しており、その運営は透明性に欠け、ウクライナの財政を不健全にしています。因みに光熱費関係の補助金だけでGDPの7.5%に相当しています。

Panic-stricken Ukrainians queuing at shops, banks and gas stations ― RT News

Ukraine peace deal halts violence but crowds still angry | Reuters

A breakthrough peace deal for Ukraine halted two days of violence that had turned the center of the capital into a war zone and killed 77 people, bringing sweeping political change that met many demands of the pro-European opposition.


Russian-backed President Viktor Yanukovich agreed to give up powers, hold early elections and form a government of national unity. Parliament voted for changes to the legal code that could see the release of Yanukovich's jailed rival, opposition leader Yulia Tymoshenko.

Although the flames were out, the crowd was still defiant, holding aloft open coffins of slain demonstrators and making speeches denouncing the opposition leaders for shaking hands with Yanukovich.

If fully implemented, the deal would be a setback for Russian President Vladimir Putin, who had made tying Ukraine into a Moscow-led Eurasian Union a cornerstone of his efforts to reunite as much as possible of the former Soviet Union.


Moscow had maintained that the protesters were terrorists and coup plotters, had denounced the West for supporting them and encouraged Yanukovich to crush them.


"This is not democracy, this is anarchy and chaos. And we'll see what comes out of it," Alexei Pushkov, head of Russia's State Duma foreign affairs committee and a member of Putin's United Russia party said after the deal was signed, though he said the pact would be positive if it ended violence.

Washington took a back seat in the final phase of negotiations, its absence noteworthy after a senior U.S. official was recorded using an expletive to disparage EU diplomacy on an unsecured telephone line last month.

ウクライナ 大統領選の前倒しで合意 NHKニュース

ロシア外務省は21日、コメントを発表し、「国民的な和解を実現するためには、政権と野党の双方が事態を鎮静化させるよう努力しなければならない。こうした方向に向かうのであれば、合意を歓迎する」としています。
そのうえで、「あらゆる仲介はウクライナの主権を尊重して行われるべきだ」として、制裁を示唆しながら政権側に譲歩を迫った欧米諸国を暗に批判しました。

アメリカ、ホワイトハウスのカーニー報道官は21日、声明を発表し、「合意は、われわれが暴力の鎮静化などを求めて主張していたことと一致している」として、歓迎しました。
そのうえで、「合意を履行するための具体的な行動が焦点であり、注視している」として、双方に対し、暴力の停止などを直ちに実行に移すよう求めました。
一方で、「われわれは引き続き、必要なら追加の制裁を科す用意がある」として、ロシア寄りのヤヌコービッチ政権に対しては合意が守られなければ、さらなる制裁を科す構えを示し、けん制しました。

 
ウクライナ混乱巡り米ロ首脳電話会談 NHKニュース

これを受けて、アメリカのオバマ大統領は21日、ロシアのプーチン大統領と1時間余りにわたって電話で会談しました。
ホワイトハウスによりますと、両首脳は、直ちに合意内容を履行し、政権側と野党側の双方がさらなる暴力を自制することや、経済状況を安定させることが必要だという認識で一致したということです。
ただ、ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は電話会談で、ウクライナの危機をもたらしたのは過激な野党勢力だとして、欧米諸国が支持してきた野党側に自制を働きかける必要性を強調したということで、米ロ両国の間で立場の違いが残ったことをうかがわせています。
ホワイトハウスのカーニー報道官は記者会見で、「ウクライナの安定はロシアの利益でもある。これを米ロ間の綱引きと見るべきではない」と述べました。