ヨーロッパへの統合を目指す野党勢力では、大統領の職を追われたヤヌコービッチ氏の政敵で、2年余りの収監のあと22日に釈放されたティモシェンコ元首相の動向に関心が集まっていますが、健康に不安を抱えており、立候補するか不透明な状況です。
また、3か月におよぶ抗議デモを主導してきた野党勢力の代表らも立候補の意向を示しており、野党勢力がまとまって候補者を一本化できるかどうか注目されています。一方、ヤヌコービッチ氏の支持基盤で、歴史的にロシアとのつながりが強い東部ハリコフ州の知事も立候補の意向を表明しており、東部でも、野党勢力が主導して進める政権移行に加わる動きが出ています。