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米国が制裁なら米銀融資の返済拒否─ロシア大統領補佐官=報道 | Reuters

ロシア通信(RIA)によると、同国のセルゲイ・グラジエフ大統領補佐官は、ウクライナ情勢をめぐって米国がロシアに制裁を科せば、外貨準備からドルを外し、米銀に対する融資返済を拒否すると述べた。


ロシア政府は対外的に強硬姿勢を打ち出す際に、同補佐官の発言を利用することが多いが、補佐官には政策決定権はない。


補佐官は、米国がロシア企業・個人の米国口座を凍結した場合、投資家は米国債をすべて売ったほうがよいと発言。「制裁が発動された場合は、米銀がロシアの機関に行った融資は返済できなくなる。他の通貨に乗り換え、独自の決済制度を創設する必要が生じる」と述べた。


補佐官は「東や南には貿易・経済面で非常に良好な関係を維持している国がある。われわれは、米国への金融依存をゼロに減らし、制裁から大きな利益を得る道を探す」と述べた。