EUが天然ガス供給の混乱警戒、ウクライナ情勢受け | Reuters
ウクライナ情勢の緊迫化を受け、ポーランドやギリシャなど欧州連合(EU)諸国の間で、ロシアがウクライナ向けの天然ガス輸出を停止すれば、自国経済が打撃を受けるとの懸念が浮上している。
ロイターが入手した文書によると、EUは3日、「ガス問題調整グループ」の緊急会合を開催。ロシアのクリミア半島制圧で「天然ガスの供給が大きく混乱した場合」の緊急対応策を協議した。
特に、多額の債務を抱えるギリシャでは懸念が高まっており、専門家は「ウクライナ経由の供給中断はギリシャにとって最悪のシナリオだ」と指摘している。