対ロシア制裁、不測の事態招く可能性=駐ドイツ中国大使 | Reuters
中国の史明徳・駐ドイツ大使は、ロシアのウクライナへの軍事介入に対し西側諸国が制裁を発動した場合、報復措置という形で危険な連鎖反応を引き起こし、不測の事態を招く可能性があると警告した。
史大使はロイターとのインタビューで「制裁には何の意味もない」との見方を示し、「制裁は報復措置につながる可能性があり、それが連鎖的反応を誘発し、予見不可能な結果となるかもしれない。われわれはそのようなことを望まない」と述べた。
インタビューは12日に行われた。欧州連合(EU)は同日、対ロシア制裁案の文言で一致した。制裁にはウクライナの主権侵害に関与した個人や企業に対する渡航制限や資産凍結などが含まれる。
西側諸国とロシアの対立に関し、史大使は、辛抱強い対応を求めるとともに、ウクライナ南部クリミア自治共和国がロシア編入の是非を問う住民投票を16日に実施した後も、対話の扉は開かれたままであるべきとの見解を示した。
「われわれは緊張の高まりを回避する可能性がまだあると考えている。対話の扉はまだ開かれている。住民投票の後になろうとも、これを利用するべきだ」と述べた。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140313#1394706981
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140307#1394189138