米マスコミ、米国がウクライナ向け軍事支援を断念 - The Voice of Russia
米国防総省はウクライナ暫定政府に対して軍事支援しないことを決めた。ウォールストリート・ジャーナル紙はこの決定について「ユーロマイダン(欧州広場)」事変の組織に米国が加担することのないよう行われたものだろうとコメントしている。
同紙の報道によれば、ウクライナ最高会議に選出されたアルセーニー・ヤツェニューク首相は訪米の際に米国に武器、弾薬、諜報資料の供与を要請したものの、米国政権が同意したのはウクライナ軍向けの食糧配給にとどまった。これは13日、米国務省の公式声明によって明らかにされた。
一方でホワイトハウスの高官がウォールストリート・ジャーナル紙からのインタビューに答えたところによると、米国防総省はこの問題を将来見直す可能性もある。
この情報筋は同紙に対し、米国防総省が軍事支援に踏み切れなかった理由は単純なものだと明かし、仮にウクライナに米国製の武器が供給されれば、力づくでウクライナをNATOに引き込み、ロシアを対立させようとして、米国が「ユーロマイダン」事変を組織したことを認めたに等しい状況が出来上がると語った。