シリアで混乱が始まってから3年になるなか、アメリカ政府はアサド大統領が内戦を指揮して人道上の危機を作り出しているなどと非難し、アメリカにあるシリア大使館や領事館を閉鎖するよう命じました。
これは、アメリカ政府でシリア問題を担当するルービンスタイン特別代表が18日、声明を発表したもので、「シリアで混乱が始まってから3年がたつが、アサド大統領はシリア国民の要望を拒否して政権の座を降りようとせず、内戦を指揮し、人道上の危機を作り出している」と強く非難しています。そして、ルービンスタイン特別代表は「アサド政権による自国民への残虐行為を考慮すると、これ以上、シリアにアメリカでの外交活動を続けさせるわけにはいかない」として、アメリカにあるシリア大使館と領事館の閉鎖と、職員の国外退去を命じました。
その一方で、「シリア国民とのつながりや、アサド大統領退陣後の国益を考え、シリアとの外交関係は続けていく」として、国交の断絶は考えていないことを明らかにしました。
この声明に先立ち、アメリカにあるシリアの大使館や領事館は領事業務を停止すると発表していますが、その理由は明らかにしていません。
シリア情勢に関して、国連は戦闘を逃れて周辺国などに避難している難民が256万人に上っているとして、国際社会による支援の拡充を訴えています。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140318#1395139436
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140318#1395139443
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140317#1395053172
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140317#1395053176
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140316#1394967431
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140316#1394967447
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140315#1394880069
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140315#1394880079