ロシア大統領、企業トップに海外資産を国内に戻すよう勧告 | Reuters
プーチン大統領は、メディア企業を傘下に持つアリシェル・ウスマノフ氏や、ニッケル生産世界最大手のノリリスク・ニッケル(GMKN.MM: 株価, 企業情報, レポート)などを傘下に収めるウラジミール・ポターニン氏ら、オリガルキ(新興財閥)として知られるロシア財界の要人を招いて会合を開いた。
席上プーチン大統領は、「ロシア企業は自国内で登記されている必要がある。企業の所有形態も透明にする必要がある」と発言。
ロシアでは税率が低いなどの理由から、アルミニウム大手ルサールRUSL.MMや鉄鋼大手エブラズ(EVRE.L: 株価, 企業情報, レポート)などの資源関連企業のほか、インターネット検索大手ヤンデックスYNDX.MMなどの大手企業が国外で登記。
ウスマノフ氏が傘下に置くインターネット企業Mail.Ru(MAILRq.L: 株価, 企業情報, レポート)は英領バージン諸島、別の新興財閥のミハイル・フリードマン氏が傘下に持つ小売のX5リテール・グループ(PJPq.L: 株価, 企業情報, レポート)はオランダのアムステルダムで登記されている。フリードマン氏はこの日の会合には出席していない。