NPT体制脱退を ウクライナ議員が法案 - MSN産経ニュース
ウクライナ新政権の与党議員3人が20日、最高会議(議会)に、核拡散防止条約(NPT)からの脱退を求める法案を提出した。ロシア主要メディアが伝えた。
ウクライナは旧ソ連崩壊で残った核兵器の放棄と引き換えに、ウクライナの安全を保障する義務を明記した「ブダペスト覚書」(1994年)をロシア、米国、英国と共に署名した経緯がある。ウクライナの一部では、ロシアが覚書を破った以上、核武装を目指すべきだとの主張があり、今回の法案はそうした声の反映とみられる。
法案を提出したのはヤツェニュク首相やティモシェンコ元首相が率いる「連合野党・祖国」の2人と、大統領選への出馬意向を表明したクリチコ氏が党首を務める「ウダル」の1人。