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オバマ大統領:強固な同盟再確認へ…露包囲網を強化 - 毎日新聞

 オバマ米大統領はオランダで開かれる核安全保障サミットへの出席などのため、24日から欧州・中東を歴訪する。ウクライナ南部クリミアの編入を強行したロシアを一層孤立化させるため、ロシアを除く主要7カ国(G7)を中心に国際社会の包囲網を強化。同時に、東アジアの安定に向けて日米韓首脳会談を開き、中国の習近平国家主席とも会談する。中東問題を含め、山積する外交課題に集中的に取り組む。


 「今回の共通テーマがあるとすれば、我々の同盟や連携の根本的な強さと重要性だ」。ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は21日の記者会見でそう語り、同盟国や友好国を安心させるため強固な連携を再確認するのが、歴訪の目的だと解説した。


 ウクライナ情勢を巡っては、G7参加国は24日、ハーグで首脳会議を開催する。米政府高官は「どのように協力し支援できるのかに焦点を当てる」と言明。また、ロシアの主要8カ国(G8)からの除名問題が主要議題になる見通し。


 ロシアが1998年にG8に正式参加して以来、G7首脳だけで政治問題を協議するのは初めて。


 オバマ大統領は欧州連合(EU)首脳、北大西洋条約機構NATO)事務総長ともウクライナ問題を協議する。ロシアはウクライナ東・南部の国境付近に軍を配置したままだ。侵攻なども念頭に、欧米の足並みをそろえた追加制裁や、バルト3国を含む東欧の同盟国との軍事協力などを協議する。


 一方、オランダ滞在中は、東アジアの安全保障上の脅威となっている北朝鮮の核・ミサイル開発に対処するため、関係が冷え込んでいた二つの同盟国、日韓の両首脳を招き、3カ国首脳会談を主催。


 これとは別に、中国の習国家主席とも会談し、北朝鮮の非核化や東シナ海南シナ海の安定などについても意見交換する。ロシアを孤立させるため中国の協力も得たい考えだ。


 さらに、シリア内戦の対応への不満などから関係がぎくしゃくしているサウジアラビアを訪ね、アブドラ国王と会談して関係改善を目指す。