韓国のパク・クネ大統領は、オランダで開かれた「核セキュリティーサミット」に続いて、25日から4日間の日程で、就任後初めてドイツを公式訪問しています。
パク大統領は26日、ベルリンの首相府でメルケル首相と会談し、両首脳は会談後そろって記者会見しました。
この中でパク大統領は、日本や韓国、中国など東アジアを巡る情勢について、「歴史認識や領土に関する摩擦は存在しているが、各国は経済の面で深く結びついており、こうした関係が破壊されることはない」と強調しました。
そのうえで、東アジアの国々は、環境や核の安全管理といった関心が共通する分野で対話を深め、多国間の対話の場を築くべきだという考えを示しました。
また両首脳は、今回の首脳会談で将来的な朝鮮半島の統一について意見を交わしたことを明らかにし、東西統一を経験したドイツが韓国側を支援するなど、朝鮮半島の平和的な統一に向けて関係を強化していくことで一致しました。