2014-04-01 ■ 政治 政治 日刊ゲンダイ|【二木啓孝の一服一話 ゲスト 森永卓郎さん(上)】特攻隊員だった父が広島沖で訓練時に原爆が投下された 親父は特攻隊員でした。東大に進学したのですが、海軍予備学生で引っ張られました。広島沖で蛟竜という人間魚雷の訓練が終わり浮上してハッチを上げて広島の街を見た瞬間に原爆が落ちたのです。真っ青な空で金属片が広がる様子をずっと見ていて、ずっと被曝していたのです。その事実を親父は50年ちょっと隠し続けていました。 ただ、おじはゼロ戦で亡くなっています。それで、子どものころから春と秋には靖国神社に行っていました。