投資家ソロス氏が元恋人に勝訴、住宅購入の約束めぐる損賠訴訟で | Reuters
著名投資家ジョージ・ソロス氏の恋人だったブラジル人の元女優(30)が、マンションを買う約束を守らなかったなどとしてソロス氏に5000万ドル(約52億円)の損害賠償を求めた裁判で、ニューヨーク州の控訴裁は元女優の訴えを退けた。
詐欺や精神的苦痛などでソロス氏を訴えていたのは、元女優のアドリアーナ・フェレイルさん。
訴状によると、交際開始から数年後の2010年1月、ソロス氏はフェレイルさんに約200万ドルのマンションを買い与えると約束。同年8月にソロス氏がそのマンションを別の恋人に与えると伝えたことから2人は口論となり、その際、ソロス氏はフェレイルさんを殴ったほか、喉元をつかんだという。
裁判所は判決で「訴えられた事実からは、ソロス氏が法外な被害を与えたとは認められない」などと指摘し、マンション購入の約束に関する原告側の訴えを退けた。暴行をめぐる裁判は今後も行われるという。