独ダイムラー、ロシアでの乗用車生産を検討 | Reuters
ドイツの自動車大手ダイムラー は1日、ロシアで乗用車生産を開始する可能性について検討していると明らかにした。すぐに結論は出ない見通しだとした。
ダイムラーはロシアのトラックメーカー、カマズ の株式を11%保有し、ロシアの自動車メーカーGAZ と「メルセデス・ベンツ」ブランドの小型トラック生産で提携している。
ダイムラーは電子メールで配信した声明で、「メルセデス・ベンツ」ブランド乗用車の生産ネットワークを、販売市場や顧客に近づかせるために世界で引き続き拡大していると説明。
「この文脈から、われわれはロシアでの乗用車現地生産に関し、これを制限する要因や可能性について検討しており、さまざまな協議を行ってきた」とした。
ただ、協議の相手や決定の期限については明らかにしなかった。また、現時点で明確な計画や決定はないとした。ロシアの経済紙ベドモスチはダイムラーが複数の提携先候補と交渉していると報じていた。
ロシアの自動車販売は1─2月に4%減となったが、メルセデス車の販売は26%増加した。