https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

安倍首相 ヘーゲル米国防長官と会談 NHKニュース

安倍総理大臣は5日来日したアメリカのヘーゲル国防長官と総理大臣公邸で、およそ40分にわたって会談しました。
この中で安倍総理大臣は、「アジア太平洋地域の安全保障環境が大きく変化し、日米同盟の重要性が高まっているなかで、アメリカがアジア太平洋地域を重視する政策を堅持する姿勢を明らかにしていることを歓迎する」と述べました。
そのうえで安倍総理大臣は、「日米同盟が有効に機能し、地域の平和と安定につながるための法的基盤の整備も進めている」と述べ、憲法解釈の変更によって集団的自衛権の行使を容認するための検討を進めていることを伝えました。
これに対して、ヘーゲル国防長官は日本の取り組みを歓迎する考えを示したうえで、「この1年で4回目のアジア歴訪となるが、その理由は、この地域におけるわれわれの友好国、同盟国に対し、アメリカのコミットメントを再び保証するためだ」と述べました。
そして、両氏は、日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの見直しをはじめとする、安全保障や防衛分野での協力を引き続き進め、今月下旬のオバマ大統領の日本訪問の機会も活用して、日米同盟を一層強化していくことで一致しました。
また両氏は、海洋進出を強める中国や、核・ミサイル開発を進める北朝鮮ウクライナ情勢を巡っても意見を交わし、力による現状変更の試みを決して容認しないことを確認しました。
さらに安倍総理大臣が、沖縄県アメリカ軍普天間基地の移設を巡って、仲井真知事が普天間基地の5年以内の運用停止を要望していることなどを説明し、負担軽減策の着実な実行に協力を求めたのに対し、ヘーゲル国防長官は沖縄の負担軽減の取り組みを引き続き支援していく考えを示しました。

米国防長官、尖閣めぐり中国けん制 日本にイージス艦2隻追加配備 | Reuters

会談では北朝鮮問題についても協議。ヘーゲル長官は小野寺防衛相に対し、弾道ミサイルの対処能力を高めるため、ミサイル防衛能力を備えたイージス艦2隻を2017年までに日本へ追加配備することを伝えた。これで日本を拠点とするミサイル防衛可能な米イージス艦は7隻体制となる。米国はアラスカ州にもミサイルを配備する予定で、ヘーゲル長官は会見で「北朝鮮弾道ミサイル脅威に対する日本と米本土の防衛力は飛躍的に高まる」と述べた。

日米防衛相会談 イージス艦2隻追加配備へ NHKニュース

会談の冒頭、小野寺防衛大臣は「北朝鮮による弾道ミサイル発射などの挑発行為が続くなか、日米の緊密な連携を確認したい。また、日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの見直しなどを通じた対処力の強化を率直に話し合いたい」と述べました。
これに対し、ヘーゲル国防長官は「きょうの会談では日米両国のみならず、この地域が直面する非常に重要な課題について、よく意見交換したい」と応じました。
会談では、北朝鮮が先月、日本海に向けて弾道ミサイルを発射するなど、軍事的な挑発を繰り返していることを巡って意見が交わされ、日米両国が緊密に連携して対応していくことを確認し、ヘーゲル長官は、ミサイル防衛を強化するため、弾道ミサイルへの対処能力を持つイージス艦2隻を、新たに2017年までに日本に追加配備することを明らかにしました。
また、中国が沖縄県尖閣諸島周辺で日本の領海への侵入を繰り返していることを念頭に、力を背景にした現状を変更しようという試みには反対することで一致しました。
一方、沖縄のアメリカ軍基地の問題で、小野寺防衛大臣は、沖縄県普天間基地の5年以内の運用停止を求めていることを踏まえ、基地負担の軽減に協力を求めたのに対し、ヘーゲル長官も、沖縄県民の思いを理解し取り組みに協力する考えを伝えました。
会談後の共同記者会見で、小野寺大臣は「北朝鮮の行動には警戒・監視を続け、アメリカとも綿密な連絡を取っている。アメリカがイージス艦を追加配備することはこの地域にとって重要だ」と述べました。
また、ヘーゲル長官は「イージス艦の追加配備などは、北朝鮮弾道ミサイルの脅威に対して日本とアメリカの本土の防衛力を飛躍的に強化し、北朝鮮への抑止力を向上させるものだ」と述べました。
さらに、ヘーゲル長官は、安倍政権が憲法解釈の変更によって集団的自衛権の行使を容認するための検討を進めていることについて、「世界および地域の平和と安定に貢献するため、より積極的な役割を果たそうとする日本の取り組みを歓迎する」と述べました。

US to boost naval presence in Asia-Pacific, citing N. Korea threat ― RT News