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トルコ政府がシリア政府軍と戦うアル・カイダ系のアル・ヌスラ戦線を支援とハーシュ記者は主張 | 《櫻井ジャーナル》

 シリアでは現在、政府軍が優勢な展開で、トルコが直接、シリアを攻撃するまで追い詰められている。トルコは戦闘が始まった2011年3月の段階から反シリア政府軍の拠点になっていたが、トルコにある米空軍インシルリク基地では、アメリカの情報機関員や特殊部隊員、あるいはイギリスとフランスの特殊部隊員らが反政府軍の戦闘員を訓練していた。今ではヨルダンなどにも拠点がある。

 攻撃予定日が迫る中、ロシアの軍情報機関がゴータでサンプルを採取して分析し、イギリスの軍情報機関へもサンプルを送った。イギリスの分析でもサンプルはシリア軍が保有するサリンとは一致しなかった。この結果はアメリカの統合参謀本部へ知らされ、バラク・オバマ政権としても攻撃を中止せざるを得なくなる。


 そもそも、軍の関係者はシリア軍が化学兵器を使ったという話に懐疑的だった。戦闘は政府軍が優勢で、使えばNATO軍の直接的な介入を招く可能性が高く、使う理由がなかったのである。

 このシリアだけでなくリビアでも、またその前のユーゴスラビアでもアフガニスタンでもイラクでも、「西側」の政府やメディアは嘘八百を並べて軍事侵攻、破壊と虐殺の限りを尽くしてきた。同じことをウクライナでも続けているわけだ。この軍事侵攻で中心的な役割を果たしているのがNATOであり、そのNATOが広げているネットワークへ入るために安倍晋三政権は集団的自衛権を実現しようとしている。