アメリカを訪れている民主党の長島元防衛副大臣は９日、ワシントンで記者団に対し、集団的自衛権の行使について、限定的に容認することを民主党としても支持すべきだという考えを示しました。
この中で長島元防衛副大臣は、集団的自衛権の行使容認について、「中国や北朝鮮の動きを考えれば喫緊の課題だ。全面的にやるべきだというのが私の持論だが、限定的な行使容認が第一歩だ」と述べました。
そのうえで長島氏は、「限定的な行使容認なら民主党でも多くの議員が前向きに受け止められると思っており、私だけが突出しているとは感じていない」と述べ、民主党としても支持すべきだという考えを示しました。
一方で、民主党の海江田代表が、安倍総理大臣が意欲を示す憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認は認められないという考えを強調していることについて、長島氏は、「海江田代表も『具体的なケースごとに現実的に対応したい』と言っているので、そごはない」と説明しました。
これに先立って、長島氏と自民党の河井元法務副大臣は、アメリカ議会上院の野党・共和党の重鎮、マケイン議員と会談し、こうした考えを伝えたのに対し、マケイン議員も集団的自衛権の行使容認を支持する意向を示したということです。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140409#1397039957
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140408#1396953902
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140329#1396090537
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140330#1396176031