ウクライナ、親ロシア派勢力の強制排除に着手 | Reuters
ウクライナ当局は１５日、東部で警察署や行政庁舎を占拠している親ロシア派武装勢力に対する強制排除に乗り出した。
東部のクラマトルスクでは、親ロシア派武装勢力に対する「特別作戦」が開始された。現場付近では戦闘機が急降下、飛行場では銃声が響いており、ウクライナ軍兵士がヘリコプターから降りる姿が目撃されている。
現地のロイター記者によると、空港上空にいたウクライナ軍のヘリコプター４機のうち２機が着陸、兵士が降り立った。
ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は、声明を発表し、クラマトルスクの飛行場を奪回したことを明らかにした。一方、治安当局によると、近くのスラビャンスクでは武装勢力に対する「反テロリスト作戦」が進行している。
トゥルチノフ大統領代行はこれに先立ち、議会で演説。「ドネツク州の北部で対テロ作戦を開始した。ただ、作戦は段階的に行う。この作戦はウクライナ市民を守ることが目的だ」と強調していた。
イタルタス通信によると、ロシアのプーチン大統領はドイツのメルケル首相と電話会談。プーチン大統領は「（状況は）内戦の瀬戸際だ」と話したという。
ロシアは、ロシア系住民の権利を無視し危機を助長したとして、ウクライナ政府を批判している。
だが国連はこの日、「ロシア系コミュニティーに対する攻撃も一部で見られたが、組織だったものではなく、大規模に行われてもいない」との報告書を公表。ロシア系住民が著しく脅かされているとのロシアの主張に疑問を投げかける格好となった。
ロシアは報告書は一方的な見解とし、政治的意図からねつ造されたのは明らかと反論している。
ウクライナ東部で強制排除始まる NHKニュース
ウクライナ軍 親ロシア派占拠の空港を制圧 NHKニュース
Troops, APCs, helicopters, jets in eastern Ukraine as operation starts (VIDEO, PHOTO) ― RT News
Kiev military op in eastern Ukraine LIVE UPDATES ― RT News
