ロシアがICBM発射実験 新START順守し米には事前通報 - MSN産経ニュース
米国防総省のウォーレン報道部長は15日、ロシアが大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を14日に実施したことを確認したと公表した。米国とロシアの新戦略兵器削減条約(新START)に従い、米国に事前通報があったことも明らかにした。
米ロ両国はウクライナ情勢をめぐり対立しているが、ロシアは発射実験の通報により、新STARTについては順守する姿勢を示した格好。ウォーレン氏は「発射は事前に知らされており、所定の実験だった」と強調した。
ロシアは3月に最新型ICBMの発射実験を実施した際も米国に事前通報している。
米政府は今月8日、新STARTに基づき核兵器搭載可能な米戦略爆撃機を約3割削減することなどを柱とする履行計画を発表した。