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アルカイダの黒幕、サウジのバンダル・ビン・スルタンが総合情報庁長官を辞任、体制立て直しか | 《櫻井ジャーナル》

 バンダル・ビン・スルタンが4月15日に「健康上の理由」でサウジアラビア総合情報庁長官の職を辞したという。この人物は少なくともここ10年ほどの期間、イスラムスンニ派武装集団、いわゆるアル・カイダを動かしていたとされ、昨年に問題化したシリアの化学兵器使用問題でも黒幕だとも言われていた。


 そうしたアル・カイダサウジアラビアとの関係を示す膨大な文書をシリア政府が国連へ提出し、ロシアはシリアでテロ行為を支援している全ての国に制裁するように求めるとアメリカ政府からサウジアラビア政府へ警告があったとも伝えられている。今年3月、サウジアラビア政府はシリアで戦っている外国人戦闘員に対して撤退を求めていると報道されたが、その背景にはこうした事情があったようだ。

 シリアでのプロジェクトが思い通りに進まないことに業を煮やしたのか、バンダル長官は昨年7月31日にロシアを極秘訪問、ウラジミール・プーチン大統領らに対し、シリアからロシアが手を引けば、ソチで開催が予定されている冬期オリンピックをチェチェン武装グループの襲撃計画を止めさせると持ちかけたという。


 これが大きな間違いで、シリアから手を引かないとオリンピック期間中に襲わせると脅しているとロシア側は理解した。バンダル長官はプーチン大統領から、サウジアラビアチェチェンの反ロシア勢力との関係を知っていると言われたようだ。

 天然ガスが発見されている地中海東部とその周辺国を制圧するというNATOの作戦を実現するため、リビアレバノン、シリアなどの体制を転覆させ、自分たちの傀儡政権を樹立させる計画(「アラブの春」と重なる)があったのだが、シリアでは政府軍の優位が揺るぎそうもない。その分、アメリカ/ネオコンウクライナへ力を注ぐことになりそうだが、そのウクライナでもNATOの計画通りには進んでいない。

Saudis offer Russia secret oil deal if it drops Syria - Telegraph

As-Safir said Prince Bandar pledged to safeguard Russia’s naval base in Syria if the Assad regime is toppled, but he also hinted at Chechen terrorist attacks on Russia’s Winter Olympics in Sochi if there is no accord. “I can give you a guarantee to protect the Winter Olympics next year. The Chechen groups that threaten the security of the games are controlled by us,” he allegedly said.

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140410#1397127365