28日に会見した京都大学iPS細胞研究所によりますと、山中教授が14年前の平成12年に発表した万能細胞の1つ、ES細胞に関する論文で、画像の一部が切り貼りされたのではないかなどの指摘をインターネットで受けていたということです。
研究所は、山中教授の申し出を受け調査したところ、指摘された画像については切り貼りは確認されず、実験が行われていたことも山中教授の過去のノートで確認できたなどとして、論文内容は正しいことに疑いの余地はないとしています。
一方で、山中教授以外の共同研究者の実験ノートが残っていないことは遺憾だとしました。
これについて、会見に同席した山中教授は、みずからの実験ノートは示したものの共同研究者のノートが残していなかったとして、「心より反省し、おわび申し上げます」と謝罪しました。