１９９９年に中国浙江省の杭州で設立された「アリババグループ」は、企業間の取引サイト「アリババドットコム」や、中国最大のネット通販サイト「タオバオマーケットプレイス」などを運営する持ち株会社で、現在１９０を超える国と地域で事業を展開しています。
アリババグループが、６日、アメリカの証券取引委員会に提出した上場申請書によりますと、上場で調達する資金の目安は最大で１０億ドル（日本円でおよそ１０２０億円）としていますが、実際にはこれを大幅に上回る見込みです。
これについてアメリカのメディアは、２年前に上場したフェイスブックの調達額１６０億ドルを超えてＩＴ企業では過去最大規模の上場になる可能性もあると伝えています。
アリババグループは上場する株式市場について、ニューヨーク証券取引所かナスダックのどちらかになるとしています。
アリババグループの筆頭株主は日本のソフトバンクで、株式の３４．４％を保有し、ソフトバンクの孫正義社長は取締役を務めています。
