この訴えは、3年前に行われた政府高官の人事について「インラック首相がみずからの利益のために行ったもので憲法に違反する」として、インラック首相に反発する上院議員28人が起こしていたものです。
憲法裁判所は7日、この主張を認め、憲法に違反するという判決を出しました。
そのうえで憲法裁判所は、「インラック首相の首相としての立場は終わった」と述べ、インラック首相は憲法の規定に従い失職しました。
インラック首相を支持するグループは判決に強く反発し、近く大規模な抗議行動を計画しており、タイの政局は混迷の度を増しています。