ロシア外務省の発表によりますと、このうち、ドイツのシュタインマイヤー外相との電話会談では、軍事作戦を続ける暫定政権に深い懸念を示したほか、フランスのファビウス外相との電話会談の中でも、「暫定政権が軍事作戦をやめ、親ロシア派と対話をしなければ大統領選挙も無意味だ」と伝えました。
さらに、アメリカのケリー国務長官との電話会談では、「欧米各国は暫定政権に対し、緊張緩和と直接対話を働きかけるべきだ」と述べ、暫定政権に影響力を行使するよう求めました。
このように、ロシアはプーチン大統領の呼びかけが親ロシア派によって拒否されたあと、今度は、欧米が暫定政権に働きかけを強めるよう求めています。