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「美味しんぼ」(雁屋哲・原作)の大衝撃は、東電福島第1原発大事故の「風化」を食い止められるか? - 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

一番衝撃を受けているのは、福島県や地元政界、医師会、福島県医大大阪市、それに原発推進派が大多数を占める安倍晋三政権である。折角「あらゆるものを隠蔽してきたのに、水の泡ではないか」と怒り狂っているらしい。

 足尾鉱毒事件以来、水俣病事件、神通川イタイイタイ病事件など数々の公害事件は、地域住民の多くが大被害を被っているのに、挙証責任を被害者に押し付け、企業が加害者であることや公害発生源と被害者の被害との間の因果関係を認めようとはしなかった。

 放射線放射能放射線物質による人体への影響は、目にはなかなか見えないだけに、診察が困難かも知れないけれど、科学というものが、「疑い」あるいは「疑わしさ」から始まることを考慮すれば、「疑わしきは、調べてみる」必要がある。

「放射能汚染地図」の今

「放射能汚染地図」の今

「美味しんぼ」鼻血描写 環境省が反論「除染効果は確認している」 - MSN産経ニュース

石原伸晃環境相は同日の閣議後会見で福島県の人の気持ちを考えると非常に遺憾。正しい情報発信をするしかない」と述べた。

武田邦彦 (中部大学): ショート論評 「鼻血」問題に見る日本人の魂の喪失

こともあろうに大臣が「不快だ」と言い、地元が「差別」と言って、漫画の作者を非難した。まさに現代の社会「悪者が良い人をバッシングする」という典型例である。

まず第一に、軽度の被曝によって鼻血がでたのは事実であり、小学校でも記録されている。原発事故直後、子供も大人も鼻血で悩まされた。50歳の男性が今まで人生で一度も鼻血を出さなかったのが、大量の鼻血が突然出たのでびっくりした人など、枚挙にいとまがない。


これは、重度の被曝で骨髄に損傷を受けて出血するのとは原因も現象も違う。それなのに、御用学者は事実を認めずに、インチキを言ってごまかそうとしている(専門家は軽度の被曝の鼻血と、重度の被曝の鼻血の差を知っているのに、知らないような説明をしている)。

チェルノブイリの鼻血問題に関する報告: 植草一秀の『知られざる真実』