米住宅着工件数が急増、許可件数は2008年以来の高水準 | Reuters
米商務省が16日発表した4月の住宅着工件数(季節調整済み)は前月比13.2%増の年率107万戸で、昨年11月以来の高水準となった。住宅市場安定化への期待が持てる内容となった。
アメリカ商務省が16日発表した先月の住宅着工件数は、年間に換算して107万2000戸と前の月より13.2%増えました。
98万戸程度を見込んでいた市場の予想を大きく上回って3か月連続で増加したうえ、去年12月以来4か月ぶりに100万戸を超える水準に回復しました。
建物別に見ますと、先月は主力の一戸建ては0.8%の増加。
マンションなど5世帯以上の集合住宅は42.9%の増加と大きく伸びました。
一方、今後の市場の勢いを示す指標とされる住宅の建設許可の件数は108万戸と前の月より8%増加し、2008年6月以来の高い水準となりました。
アメリカの住宅市場は、住宅価格の値上がりなどによって販売にひところの勢いがなくなってきたと指摘されていますが、市場関係者は住宅着工がこのあとも増加を続けていくか注目しています。