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オバマ氏の平和賞に抗議　大統領側近、ノルウェー政府に - MSN産経ニュース

　オバマ米大統領が２００９年にノーベル平和賞受賞が決まった際、大統領側近からノルウェー政府に抗議があったことが分かった。当時ノルウェーの国連大使だったモルテン・ウェットラン氏が１６日までに地元メディアに対して明らかにした。

　同氏によると、米国のエマニュエル大統領首席補佐官（当時）からノルウェーの駐米大使に「（オバマ氏に）こびへつらっている」などと抗議を受けた。同氏は「私が国連大使として過ごした中で、最もばつの悪い日だった」と振り返った。

　オバマ氏は「核兵器なき世界」提唱を評価され、平和賞受賞が決まったが、大統領就任から１年に満たない段階で受賞したことに「実績もないのに早すぎる」と多くの批判が出た。大統領が政策遂行の“重荷”を背負うことを側近らが快く思っていなかったことがうかがわれる。