https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ウクライナ大統領選:ポロシェンコ氏の過半数が焦点 - 毎日新聞

 ロイター通信によると、キエフ国際社会学研究所が4月29日から今月11日まで2022人を対象に実施した世論調査で、同氏を支持すると答えた人は54.7%だった。有名菓子メーカーを築き上げた経営手腕への期待や、元ボクシング世界王者で政党「ウダル」のクリチコ党首の支援も追い風に独走している。最大のライバルと見られるティモシェンコ氏は9.6%と伸び悩み、ティギプコ元中央銀行総裁(54)が6.7%で続く。


 ただし、ポロシェンコ氏の支持率が40%台だったり、ティギプコ氏が2位に食い込んだりする調査もある。過半数を得る候補がいない場合、6月15日に決選投票が行われる。


 大統領選の成否は、治安が悪化する東部地域での投票結果にもかかっている。親ロシア派による選挙管理委員会の事務所襲撃が相次ぎ、全欧安保協力機構(OSCE)の監視団も、ウクライナ軍と親ロシア派武装勢力が衝突している地域入りを断念した。地元メディアによると、ポロシェンコ氏は16日、陣営関係者がドネツク州内で襲われて重傷を負ったと明らかにした。


 国連のピレイ人権高等弁務官は16日の声明で「緊張緩和と秩序回復には、国際基準に基づいた自由で、公正な大統領選の実施が重要だ」と警告した。しかし、ドネツク、ルガンスク両州で「投票に絶対行く」「たぶん行く」を合わせた回答の合計が約4割にとどまるとの世論調査結果もあり、予断を許さない状況だ。