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イラク国民議会選挙 マリキ首相派が勝利 NHKニュース

先月30日に投票が行われたイラクの国民議会選挙は、石油生産の再開で経済成長が続く一方、隣国シリアの内戦の影響で再び治安が悪化するなか、2期8年務めたマリキ政権への審判として注目されていました。
イラク選挙管理委員会は19日、開票結果を発表し、328の議席のうち、マリキ首相が率いる政党連合が92議席を獲得し、第1勢力の座を守りました。
次いでマリキ首相の政権運営は独善的だと批判したイスラムシーア派のサドル師の政党連合が34議席、ハキム師の政党連合が31議席と続き、経済復興の実績を強調したマリキ首相派が勝利しました。
しかし、マリキ首相派は過半数には届かないことから、今後は連立政権の発足に向けてスンニ派クルド人勢力も含めたほかの政党連合との交渉が本格化することになります。
イラクでは、シーア派中心のマリキ政権がスンニ派の過激派の掃討作戦を推し進め、宗派間の対立が深まっていることから、宗派の垣根を越えた挙国一致内閣が発足できるかが注目されます。