今月１６日に開票が行われたインドの総選挙は、経済手腕に定評のある西部グジャラート州のトップ、モディ氏を首相候補に擁立した最大野党で右派のインド人民党が過半数の２８２議席を獲得して圧勝しました。
モディ氏は２０日、首都ニューデリーでムカジー大統領と面会し政権を発足させる意向を伝え、ムカジー大統領はモディ氏を首相に任命し組閣を要請しました。
これによりモディ氏は、２６日に首相就任の宣誓式を行って新政権を発足させることになりました。
モディ氏は大統領との面会に先立って、インド人民党の国会議員などを前に演説し、「すべての国民を豊かにするため、与えられた責任を全力で全うします」と述べ、感極まってことばに詰まる場面もありました。
インドでは物価の高騰で景気が減速し、ＧＤＰ＝国内総生産の伸びは７四半期連続で４％台にとどまっていて、安定した政権基盤を確保したモディ氏によって経済の立て直しが進むことへの期待が高まっています。
