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FRB: Press Release--Minutes of the Federal Open Market Committee, April 29-30, 2014 --May 21, 2014


情報BOX:4月FOMC議事要旨のスタッフ予想に関する部分 | Reuters

<2014年4月29─30日開催分>


4月のFOMC向けにスタッフが準備した経済予測では、2014年前半の実質国内総生産(GDP)伸び率予想が3月から若干引き下げられた。外需と住宅投資に関する入手可能な統計は、第1・四半期の支出の伸びがスタッフの予測を下回ったことを示したが、スタッフは、第1・四半期の経済活動が予想外に弱かったのは概して一時的な事象とみなし、第2・四半期の生産伸び率予想の修正にはつながらないと考えている。


中期的な実質国内総生産(GDP)伸び率予想も実質修正はなかった。スタッフは引き続き、実質GDPが今後数年間、昨年よりも速いペースで拡大し、実質GDPの伸びは潜在成長率を上回ると予想。緊縮措置の修正によって財政政策の景気への悪影響が緩和したこと、個人・企業の信頼感の向上、信用・金融状況の一段の改善、国外の経済成長の持ち直しが、米実質GDPの伸び加速を支援するとみている。


予測期間中に経済活動が拡大することにより、資源の緩み(slack )が穏やかに解消し、失業率はスタッフが長期的な自然失業率とみなす水準に段階的に低下していくと予想している。


インフレ率に関するスタッフの予想は、基本的に前回と変わらず、引き続きインフレ率が今後数年間、FOMCの長期目標である2%を下回って推移すると予想した。長期的なインフレ期待は安定した状態を維持し、商品(コモディティ)価格や輸入価格の変動は抑制され、労働・製品市場の緩みは緩やかに解消していくと見込み、インフレ率はFOMCの目標に向かって段階的に上昇すると予想している。


スタッフは、実質GDP伸び率、インフレ率、失業率に関する4月予想を取り巻く不確実性は、過去20年の平均並みとみているが、実質GDP伸び率予想については、米経済がまだ負のショックを克服できる状況ではないこと、フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標が下限近くにあることから、リスクはやや下向きと認識している。失業率とインフレの予想をめぐるリスクは概ね均衡とみている。