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欧州議会選挙 きょうから投票 NHKニュース

5年ごとに行われるヨーロッパ議会選挙は、EUの政策に民意を反映させるため各加盟国に割り当てられた751の議席を選ぶもので、有権者は28か国でおよそ4億人です。
投票は各国ごとに実施され、初日の22日から(日本時間の22日午後)イギリスとオランダで、最終日の25日にはドイツやフランスなど21の国で投票が行われます。
今回の選挙では、信用不安への対策として緊縮策が進められたことで失業率が過去最悪レベルになるなか、「反EU」を掲げる極右政党がフランスやオランダなどで支持を広げています。
世論調査では、最大会派である中道右派の「ヨーロッパ人民党」とそれに次ぐ、中道左派の「社会民主進歩同盟」の2大会派で過半数を占める構図に変わりはありませんが、EU統合に懐疑的な勢力がどこまで議席を増やすかが焦点です。
EU懐疑派が支持を伸ばせば、EUの執行機関であるヨーロッパ委員会の委員長選びや、日本との間で進めているEPA=経済連携協定の交渉の行方にも影響を与えるとみられるほか、EU統合の行方に影響を及ぼす可能性もあり、結果が注目されています。

EU=ヨーロッパ連合の議員を選ぶヨーロッパ議会選挙は5年に1度行われ、今回は今月22日から25日の4日間の日程です。
民意をEUの政策に反映させるため直接選挙で行われ、全751議席が人口に応じて各国に配分されています。
このうち、最も多いのがドイツで96議席、次いでフランスが74議席、イギリスとイタリアが73議席などとなっていて、最も少ないのは、エストニアキプロスなど4か国でそれぞれ6議席です。投票は、初日の22日にはイギリスとオランダの2か国で、最終日の25日にはドイツやフランスなど21か国で行われ、28か国の投票の結果は、25日に発表される予定になっています。

EU=ヨーロッパ連合の議会は加盟国の選挙で選ばれた議員で構成され、政治信条を同じくする各国の議員が国家横断的に政治会派を形成するなどして活動を行います。
会派は、少なくとも7か国から25人以上の議員を集めることが結成の条件になっていて、会派を結成すると、予算の配分を受けたり委員会の委員に就いたりすることができます。
現在は、最大会派で中道右派の「ヨーロッパ人民党」と議会第2の会派で中道左派の「社会民主進歩同盟」など7つの会派があります。今回の選挙は、最大会派と第2会派による接戦となっていて、両会派だけで総議席の半数を超えると予想されています。
しかし、信用不安問題以降、EUの政策に懐疑的な意見が高まり、フランスやオランダを中心に反EUや反ユーロ、反移民を掲げる極右政党が支持を伸ばしています。こうした極右政党は連携する動きを見せており、今回の選挙で十分に議席を獲得して会派を結成するかどうかが一つの焦点になっています。
選挙を前に会見したEUのシュバイスグ−ト駐日大使は、「EU統合に抵抗する投票の割合が増えていて簡単に無視できないものになっている。今後のEU政策の行方に影響を及ぼすことは間違いない」と話しています。
また、2009年に発効された新たな条約でEUの執行機関として政策の立案や執行に当たるヨーロッパ委員会の委員長の選出において、ヨーロッパ議会の意向が重視されるようになりました。
現在のバローゾ委員長が10月末の任期満了で退任するため、今回の選挙では、各会派などが6人の委員長候補を立てて選挙に臨んでいます。
このうち、最大会派の「ヨーロッパ人民党」は、ユーロ圏の財務相会合の議長を務め信用不安問題の対応に当たったルクセンブルクの前首相、ユンケル氏を、第2会派の「社会民主進歩同盟」はヨーロッパ議会の議長、シュルツ氏をそれぞれ委員長候補に選出しています。
選挙の結果が委員長の選出にも影響を及ぼす仕組みにすることで、選挙への関心を高めるねらいもあり、前回、5年前の選挙で43%と過去最低だった投票率の引き上げにつながるかどうかも注目されています。

欧州議会選は22日から投票、極右・反EU政党に勢い | Reuters

欧州連合(EU)の今後5年間の方向性を決める欧州議会選挙の投票が22日から始まる。22日は英国とオランダの投票日だが、世論調査によると、これらの国では極右の政党や、反欧州連合(EU)を掲げる政党が最多票を獲得する勢いだ。


議会の定員は751議席。加盟28カ国の有権者は3億8000人に上る。


欧州が高失業率や低成長に直面し、経済危機の克服に苦戦する中、極右や左派など欧州統合に懐疑的な政党の支持率が高まるとみられている。


世論調査によると、英国では移民受け入れ基準の厳格化やEU脱退を訴える英国独立党(UKIP)が最多票を得る見通し。与党・保守党は、野党労働党に次いで3番手となることが見込まれている。


オランダでは、反イスラム・反EUを掲げる自由党が勝利する見通し。


オランダは22日夕に出口調査の結果を発表。英国は25日遅くに、全てのEU加盟国の投票が終わり次第、結果を発表する。


議席配分を含む28カ国の投票結果は25日の2100GMT(日本時間26日午前6時)頃発表される。