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ウクライナ東部の戦闘続く、親ロ派50人以上死亡 | Reuters

現地入りしているロイターの記者は、ドネツクの遺体安置所で約20人の遺体を確認。手足が吹き飛ばされた遺体もあることから、ウクライナ軍が重火器を用いた攻撃を行った可能性がある。ウクライナ軍はこれまではこうした武器は使用していなかった。

一方、ウクライナのアバコフ内相はキエフで記者団に対し、政府側に死者が出ていないことを明らかにした。ヤレマ第1副首相は「ウクライナ領土内にテロリストが1人もいなくなるまで対テロ作戦を続ける」と宣言した。

こうしたなか、ロシアのプーチン大統領はこの日、ウクライナ当局が親ロシア派武装勢力に対する軍事行動を直ちに停止する必要があるとの考えを表明。東部の戦闘が激化するなか、ウクライナ当局に対し親ロシア派武装勢力との対話を開始するようあらためて促した。


ロシア大統領府によると、プーチン大統領はイタリアのレンツィ首相と電話会談を行い、「ウクライナ東・南部で行われている軍事攻撃を直ちに停止し、ウクライナ当局と同地域の代表者による平和的な対話を開始する必要性を強調する」と述べた。


ウクライナ大統領選後のプーチン大統領によるウクライナ問題に関する発言が伝わったのは今回が初めて。


プーチン大統領はポロシェンコ氏と協力する用意はあるとの姿勢を示しているが、ロシア政府は同氏のモスクワ訪問は検討されていないとしている。

ウクライナ当局は、国境沿いに配備されたロシア軍の介入への懸念から、これまでは東部の分離主義者に対し直接的な攻撃をおおむね回避してきた。


ただ当局は、ポロシェンコ氏の大統領選勝利を決定的な行動に出るゴーサインとして受け止めた可能性がある。


ポロシェンコ氏の得票率は54%。2位の13%を大きく引き離して圧勝した。これを受け、ロシアが介入を正当化することが難しくなったとウクライナ政府首脳が考えたる可能性がある。


プーチン大統領は数週間前から、ウクライナ国境地帯から軍隊を撤収させる姿勢を表明。また北大西洋条約機構NATO)高官はこの日、ロシアがウクライナとの国境地帯から徐々に軍隊を撤退させている可能性があることを明らかにしている。