アメリカの大手格付け会社は27日、ことし3月の「S&Pケース・シラー住宅価格指数」を発表しました。
それによりますとニューヨークやロサンゼルスなど主要な20の都市の住宅価格の値動きを示す指数は去年の同じ月と比べると12.4%上昇し、22か月連続で伸び率がプラスになりました。
ただ、住宅価格指数の伸び率を前の年の同じ月と比べますと去年11月に13.7%と7年9か月ぶりの大幅な伸びとなってからは低下傾向となっていて、今回4か月連続で前の月の伸び率を下回りました。
アメリカの住宅価格はラスベガスやサンフランシスコなど西部を中心に急激な上昇が続いていましたが、ここにきて価格上昇の勢いが弱まることで景気回復の原動力となってきた住宅市場にどのような影響を及ぼすのか注目されそうです。