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ロンドンの地価が急騰、住宅不足ますます悪化へ−サビルズ - Bloomberg

ロンドン中心部の地価が急騰しており、市民の手の届く価格で住宅を供給することがますます難しくなっている。このためロンドンの住宅不足は悪化する見通しだ。

不動産仲介会社サビルズが２日発表したリポートによると、ロンドン中心部の地価は３月末までの１年間で25.8％上昇した。ロンドンの住宅用地の価格は急落前の2007年のピークに比べ27％高いという。

サビルズの住宅調査ディレクター、スーザン・エメット氏はリポートで「ロンドン住宅市場の力強い回復が、限られた適切な用地をめぐって国内及び海外の多様なプレーヤーたちの競争をもたらしている」とし、これによって「低価格帯の住宅を供給するための用地の確保がますます困難になっている」と分析した。

ロンドンでは向こう５年間に年５万戸の新築住宅が必要で、その57％は住民に購入が可能な１平方フィート（約0.093平方メートル）当たり450ポンド（約７万7000円）以下である必要があるとサビルズは概算している。

London Land Values Soaring Worsens Home Dearth, Savills Says - Bloomberg